2017年08月28日

今宵は歌物語

8月26日(土)くもり 旧暦文月五日 正午の月齢4.4

今宵の祖師谷カフェ・ジョルジュは歌物語!
浜松出身の歌手・ERIKO(中村絵里子)さんの歌と、女優東優夏さんの語りと、ピアニスト鈴木裕子さんのピアノで、
今年の大河ドラマ・おんな城主井伊直虎と、その劇中で壮絶な最期を遂げた家老・小野政次の物語を描きます。
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まずERIKOさんの歌声ですが、生のボーカルとしては5,6年ぶりに、素晴らしく良いものを聴かせて頂いたって感じ!
喉の奥の方を広く開けるベルカント唱法とは異なる、ポップス系の歌唱法と思うのですが、
ともかく良く響き、どっしり安定感のある歌声。オペラ歌手以上の貫禄を感じさせてくれます。
歌声のみならず詞も曲も、僕の主観かも知れませんが、歌の王道を行っていると思うんですよね。安心して歌のゆりかごに、心を委ねていられました。

そんなERIKOさんの曲たちにインスパイアされる形で、東さんは今日の物語の脚本・脚色を、実に前日までかかって練り上げて来られたとか。
大学時代はミュージカルの脚色をされていたとの事で、いい歌を聴けば泉のようにこんこんと、物語が脳裡に湧き出て来るんだそうな。
そんなふうにして紡ぎ出された物語を、ERIKOさんの歌と歌の間に語り尽くして行きます。またときには、歌と語りとを交錯させつつ。

女の声、ドスのきいた男の声、そして可憐な幼女の声を瞬時に切り替え、語り分ける匠の技は今日も健在。
加うるに、お面を使わない百面相とでも言うべき豊かな表情の変化、扇子を手に打ち付けて巧みに表現する馬のパッパカ音。擬音に擬態。直虎が崖から落ちる場面も水に溺れる場面も、さほど言葉で説明せずとも、すぐにそれと察することが出来ました。
そしてさらに、演技の合間には音響の調整まで! う〜んこの多芸多才ぶり、わかっちゃいたけど改めて脱帽です…

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さてステージパフォーマンスと並ぶもう1つのお楽しみ、ジョルジュオーナー森さんの献立からは、今宵10食限定の「鰻茶漬け」をチョイス。ERIKOさんの郷里浜松の名物なのだそうです。
こぶ茶をかけて頂きましたが、そのこぶ茶の風味が良くて、ほっこり。夏バテ気味の胃袋に優しい、穏やかな味わいの一品でした。

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なおお酒ですが、森さんが苦心惨憺の末1本だけ入手した静岡の銘酒「井伊直虎」を、みんなで分けて乾杯!その後は出演者も参加者も混じって歓談しつつ、夏の終わりの楽しい夜は、ゆるゆると更けて行ったのでした。


posted by 弘松勘八(ひろまつかんぱち) at 21:43| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする