2016年11月24日

ばぁちゃんとの出逢い(笑)

11月24日(木)雪! 旧暦神無月二十五日 正午の月齢24.4

実に54年ぶりという11月の初雪で、気温もぐっと低下したこの日、
新しいPCをGETしました!
NECの2 in1PC「VersaPro」、PC-VK12CSZENという型番。池袋のソフマップで、ほぼ出会い頭の衝動買いです(笑)
法人向けとのことで、今まで店頭では見かけなかったモデルです。
このスペック表がほぼ近いらしい。)
そして2日後の26日、まる1日かかってようやく、ソフトのダウンロードと設定を完了しました。

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このたび購入の契機は、今まで使って来たサーフェスプロ3がダウンしたこと。
数日前からだんだん電源が入らなくなり、ついに11/22日おシャカに。けっこう高価だったのに、わずか2年余りで西方浄土へ旅立ってしまわれたのでした。
そこで思ったのはPCなんて所詮文房具、どうせまた2,3年で使い潰すんだから高価なものはいらんわい。そこで中古品を中心に物色していたところ、出逢ったのがこの一品。
メーカー再生品ですが、値段を聞いて驚くなかれ、税込みで53,784円!! 税抜きだと5万切りまっせ!(しかもoffice2013付!!)

それで性能はというと、ディスプレイは11.6インチフルHD、タッチパネル式でもちろん分離してタブレット使用が可能。一度タッチパネル遣いに慣れちゃうと、もうそれ無しのマシンではフラストレーション溜まって使えません。なおタッチペンもついてます。
OSはWindows8.1、プロセッサはインテルR Core™ M-5Y71。Core5や3よりは劣るものの、僕の使用法では十分過ぎるほどの性能です。

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そしてインターフェースですが、USBは2本。サーフェスプロ3は1本のみで、けっこう不自由してました。USBはハブで増設可能とはいえ、ハブ経由では認識されないデバイスもあったりするので、これは随分助かります。またマイクロHDMIで外部ディスプレイとも接続可能。家では23インチディスプレイにミラーリングして使います。

それから内部ストレージはSSD128GB。サーフェスは256GBを使っていたのでちょっと厳しいですが、別にmicroSDXCカードスロットもついている模様。カードスロットはサーフェスには無かったため、思いがけずラッキーでした。もしこれが128GBまで認識してくれるなら、併せて256GBを確保できます。
でもこの機会に、今後データはまめにNAS(ネットワークHDD)に移送するよう、習慣付けたいと思います。ストレージに余裕があるとつい、データ入れっぱなしで整理を怠ってしまうしね。PC(HDD・SSD)っていつクラッシュするかわからないので、これからはますます注意、注意。

それからそれから、キーボードがけっこう使いやすいのが嬉しい。最近の超薄型ノートPCって、薄さにこだわるあまりキーボードの沈みが浅く、見てくればっかりでどれもこれも使いにくそうだなぁって嘆いていたのですが、これはかなり使えます!さすが法人向け、実用本位です。外観もええ格好しぃの華奢ではなく、無骨なところが却って好ましい。

そんなわけで、思いがけず理想的なマシンに出逢えちゃいました。液晶の発色は2Kディスプレイのサーフェスに比べいまいちですが、1日がかりで好みの色調に調節完了。さぁこれで、明日からむっちゃ楽しくなりそうです! 

で、名前は何て呼ぼうかな? VersaPro だから「ばぁちゃん」で良いかな(笑)

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posted by 弘松勘八(ひろまつかんぱち) at 22:14| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月19日

人間の尊厳を歌う人

11月19日くもり 旧暦神無月二十日 正午の月齢19.4

中島みゆきといえば、メジャーデビュー曲「アザミ嬢のララバイ」や「時代」を皮切りに、中高生の頃から耳に馴染んでいるアーティストではありますが、
最近とみにこの方の作品と「再邂逅」を果たし、その高い作品力に改めて新鮮な驚きを感じつつ、熱心に聴き続けております。

なかでもこのリンク先の曲「麦の唄」。詞も曲も歌唱も素晴らしい。あまりの気高さに聴くと顔がくしゃくしゃになるため、人前ではとても聴けません(苦笑)。

そんなわけでこの「麦の唄」を含む、21世紀ベストセレクションCD『前途』を、
発売と同日に購入致しました。(スーパームーンの翌日 新宿タワレコで。)

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そして連日聴き続けているのですが、現在では9曲目「India Goose」が特に印象深く、
「飛び立て 飛び立て」のリフレインが脳裏にこびりつき、耳から離れなくなっています。
狂風になぎ払われながら辛うじてまた立ち上がる、ちっぽけな者たち。
そのけなげなさまを聴くたび、また泣けてきてしまう今日この頃です。

中島みゆきの特に近年の作品は、上述の「India Goose」のように、
それこそ吹けば飛ぶような弱小者たちが、それでもギリギリのところで踏みとどまり、また立ち上がろうとする、そんな気高さに満ちていると思います。
己の価値を否定する者に、己の「オールを任せるな。」
同調圧力に順応し、流されることなくNo!と言え。
打ちのめされたら、そこ止まりか?
舞い上がることを忘れちゃいないか?
敗者よ、傷あるものよ、もう一度傷から芽を吹き出せ。


どんなちっぽけな人間にも生きる価値がある。誇りを失わずしっかり前進して欲しい。
そんな強いメッセージを持ち、かつそれが安っぽい応援歌のようにならないのは、
この方の生み出す格調高い詞と曲、そして歌唱の賜物なのだと思います。

中島みゆきさん、現在64歳。
60を越えたからと言って、昔の名前で出ているなつメロ歌手のようになることなく、トップランナーとしてさらに前進を続けているからこそ、
その音楽は聴く価値のある、素晴らしいものになっているのだと思います。
これからも引き続き、音楽の持つ力とはどれほどのものなのか、
その可能性を日々新たに切り開き、新たな高みへと昇り続けて行って欲しいものです。



posted by 弘松勘八(ひろまつかんぱち) at 12:41| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月02日

もう1つのコラボレーション

11月2日(水)くもり、夜に入り雨 旧暦神無月三日 正午の月齢2.4

旧暦の初冬を迎えた頃から気温がガクンと下がり、
街にも年の瀬の雰囲気が少しく漂い始めた今日この頃、
ピアノ山地さんとフルート大澤さんのユニット・ La Valrade(ラ・バラーデ)の2016年集大成となるコンサートに、足を運んで参りました。

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場所は最近何かと話題の豊洲。会場の豊洲シビックセンターホールは、ゆりかもめ豊洲駅から直結でアクセスできます。

客席は300席。まだ落成して1年程の真新しい清潔感溢れるホールで、ラバラの清らかなピアノ+フルートの音色にぴったりの舞台となりました。

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しかもこのホール、リンク先の写真でわかる通り、客席から見て舞台後方と右側がガラス張り。夜の演奏では、美しい夜景とのコラボを楽しむことが出来ます。

今宵のステージも、ダンス、合唱団、コントラバスとのコラボというように、多彩な企画に意欲的にチャレンジされたラバラのお2人ですが、
この夜景とのコラボだけは、全くの予告なし! 嬉しい不意打ちとなりました。

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さて演奏。司会者ミズタニノリヨさんの仕切りで進行いたします。
第1ステージは2人のソロ、合奏、そして合唱団とのコラボ演奏でした。

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1曲目「シランクス」はドビュッシー作曲、大澤さんのフルート独奏。
司会のミズタニさんから、ドビュッシーについての解説あり。何とドビュッシーには北斎の影響も及んでいるとか。
う〜ん、知りませんでした。西洋音楽にまで影響を及ぼすとは、さすがは日本一の画狂老人。
さて大澤さんは、紺色のドレスでご登場。曲はなんだかとってもフシギ系の音でした。

続いて2曲目「幻園の彩り」および
3曲目「Vento di ibla」は、山地さんのソロ演奏。
ドレスは白、裾に赤とピンクのバラ模様でご登場でした。
「幻園の彩り」は来る11/18、岡山後楽園での「秋の幻想庭園」という催しのオープニングセレモニーのため、書き下ろされた曲。
また「Vento di ibla」(イブラの風)はこの夏、シチリア島イブラで音楽コンクールに参加された際に感じた、さまざまな風をモチーフにしたものです。
で、今宵の演奏ですが、天井高く空間の広いホールでのコンサートという事で、ポォーーーン…と長く伸ばす音が立ち上ってゆく際の音色の移り変わり、そのグラデーションを存分に楽しむことができました。
ピアノ演奏にはホールでないと聞こえない音色が、どうしてもありますからねぇ。
で演奏ですが、今宵は見上げた少し上の方の空や、また目線と同じ高さの身体の周囲で、クルクルクルクルクルクルクルクル……と回り続けるような軽やかな風の音色が、感じられたかも。

さて4曲目は「小さい秋」、
5曲目は「赤とんぼ」。
童謡をピアノ+フルート曲にアレンジしたものです。
「小さい秋」はちょっと活発な幼な子のようなピアノの音、
「赤とんぼ」は澄み渡る秋の青空のようなフルートの調べが特徴的。
「小さい秋」には、犬ところげ回る幼い日の山地さんの自己イメージが投影してるのかな、なんて、今書きながら想像してしまいました。

そして第1ステージのラストに「いのちはめぐる」。
ピアノ+フルートに加え、今宵限りの合唱団「ビッグマウンテンコーラス」が客演参加されました。
「ビッグマウンテンコーラス」は、指揮者・女声6名・男声6名の編成。ネーミングはやはり大澤さんの「大」と山地さんの「山」から来ているのでしょうか。
なお楽曲は、山地さんの作詞作曲。
一昨年の春、母の病気を見舞った帰り道に、ふと浮かんだメロディ。そして続く祖母の死を契機に、消えてゆく命と生まれる命、命の輪廻をテーマにまとめた曲とのこと。
4/17の原宿カーサ・モーツァルトでのコンサートではピアノソロで披露された楽曲ですが、その時のお話ぶりから、是非ともこの曲歌唱つきで発表したいと、機会を窺っておられたように思われます。
合唱団は今宵限りとのことでしたが、山地さんのことですからきっとまた、この曲を再演する機会を模索して行かれると思います。歌詞のスケールに相応しいより大きな編成で、再演に接する日を待つことと致しましょう。

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さてしばし休憩ののち、第2部はラバラオリジナルの演奏にコントラバスを迎え、さらにダンスとのコラボにて展開。
ステージの冒頭、舞台がまだ暗いなか、まず山地さんが入場。鍵盤も見えないと思われる暗がりの中、おもむろに弾き始めたのには驚きました。
ついでコントラバスの篠崎さん入場。楽器はすでに舞台上に配置済みで、山地さんに唱和してつま弾き始めます。
そして最後にフルート大澤さんも入場、吹奏。ここまでの奏楽はチューニングだったようです。
こうしてウオーミングアップの上、演奏開始。
曲は「green shower」「aqua story」「cobalt night dance」そして「セピア色の風景」と進展いたします。

7曲目となった「green shower」のコントラバスは通奏低音の他、一部フルートにかわって旋律もご担当。
後のインタビューコーナーで篠崎さん、「いつもは100人のオーケストラに埋没して、目立たず安心して演奏しているのですが、今日はとても目立つため、失敗しないかとすごく緊張した」と、述懐しておられました。
見た目も草食系の好青年で、初合わせということもあり、ベースにしては線の細い演奏かなと感じました。これからは自身の目立つステージにも慣れ、楽器に相応しい豊満な演奏に変わっていって欲しいですね。

ついで山地さんが(大澤さんだったかな?)取り出したのは段ボール箱。この箱を傾けて波音を演出しつつ、次の
8曲目「aqua story」に進みます。
水底のカラフルな魚たちが舞うさまをイメージして作られたという、この曲に合わせ、
ヒラヒラなパステルカラーの衣装に身をつつんだ、妖精のような3人の小柄なダンサーがご登場。
ゆらゆら・ひらひら熱帯魚のようなカラフルな舞い姿を、堪能いたしました。

さて次、9曲目は「cobalt night dance」。去年の暮れにもラバラと共演したダンサーの牟田さんが、この曲では1人で舞い踊ります。
そして、前の曲かこの曲あたりから、舞台後方と右方のガラスが素通しに!
巨大な鉢底のような街の夜景が、舞台の背後に広がります。
この夜景を背景に、スパッ、スパッ と小気味良い動きの踊りを、牟田さんが魅せてくれました。

(豊洲の夜景。会場から見るのとは別の場所で撮影したものです。)
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次いで第2ステージの最後、10曲目は「セピア色の風景」。
この曲あたりになると、ベース篠崎さんもステージに馴染んでこられたのか、
生き生きとして艶のある、情感豊かな演奏に変わって来たと思います。
ダンサーは再び3名ご登場、第2ステージのフルメンバーでのパフォーマンスに。
で、この曲で感じた僕なりのハイライトは、終盤のピアノソロ。
山地さんが鍵盤右端の方で奏でる、まるで宝石箱の宝石のような音たちでした。
毎度ですがここの音を聴くと、山地さんの大切な記憶の宝物を、
こっそり取り出して、見せてもらっているような気持ちになります。

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さていよいよ、演奏は佳境に。
ラバラの2人が衣装替えの間、司会のミズタニさんが、ダンサーさんおよび篠崎さんへのインタビューを敢行!
篠崎さんの談話は先ほどもご紹介しましたが、また「ムチャ振りがすごい」(苦笑)なんて感想のお言葉もありました。
意欲的にどんどんやっちゃうラバラの2人の積極性・進取の気性が、こんな言葉からも読み取れますね。
またダンサーの牟田さんは大澤さんとは長い付き合いのお友達で、一緒にバイトしていたマカロン屋の意地悪なおばさん店長のお話など、おもしろおかしく聞かせてくれました。

そうこうしているうちに、ラバラのお色直しが完了。
大澤さんは、モスグリーンや茶色が入ってたかな、深まる秋色を表現したようなドレスで。
一方山地さんは落ち着いたワインレッドのスカート姿という、これまた渋いいでたちでご登場。

11曲目は待望の新曲、「Time to rush」のお披露目となりました。
作曲者山地さんによれば、「いつもスケジュールに追われている私たちのような曲」とのこと。
そのお言葉の通り、とてもイライラな山地さんのピアノ音から立ち上がり、
その上に、心の叫びのような大澤さんの伸ばすフルートを、載せて行きます。
そして、高音の鋭いピーーーーッ! で止まり、そのままハタ!とエンディング。
むちゃくちゃドラマチックな幕切れの曲が生まれました。

さあそしてプログラムの最後、
12曲目は「Urban solitude」です。
都会の喧噪のなかで、却って孤独の深まりをかこつというこの曲のために、
夜景とのコラボを演出できるこの舞台を選ばれたのではと思いました。
曲の出だしは、いつもより柔らか。
そして山地さんの左手低音、ワン・ツー・スリー、ワン・ツー・スリーのリズムに載せて、大澤さんのフルートの旋律が動き出す部分が、とっても印象的でした。
これまで聴いた山地さんのピアノ音って、鍵盤右端を中心にキラキラキラッ と奏でる音が、とりわけて印象的と思うのですが、
これからは、大澤さんや他の楽器とのコラボをますます生かすためにも、左手低音でどっしりと支える音も、これまで以上に聴かせて欲しいなと思った次第です。

そんなわけで、大成功のうちにプログラム終了!
アンコールの拍手に導かれ再登場した山地さんと大澤さんの、おしゃべりマシンガンが炸裂致します!
今日は何と言っても新曲の「Time to rush」が、一番緊張したとのこと。
そのためこの曲は終わった後は、もうリラックス!

というわけでアンコール、「フルートのために」を演奏。
この演奏、文字通りリラックスして、実に伸び伸びと演奏されたなと感じました。
音楽の演奏って、絶対、その方がいいですよね!
明朗で爽やか、そして伸びやかでゆったり感の伝わってくるこの曲が、
実のところ僕には、今日一番の演奏と感じられました!
ああ、今日も聴きに行って良かったな。
いろいろなコラボ、試み満載の、意欲的でアグレッシブなステージでしたが、
それにも増して大事なのは以心伝心、心から心への橋渡し。
だから今日は、2人のまっすぐで伸びやかな気持ちがストレートに伝わって来たアンコールの演奏が、
曲としては一番の演奏と思いました。
また部分に限って言えば、山地さんの大事な心の宝物の打ち明け語りのような「セピア色の風景」終盤のピアノソロが、
今宵一番印象深く、心に刻まれました。

以上、ラバラ2016はこれにて打ち止め。
さて!来る2017年はどのような新しい展開を見せてくれるかな。
期待してお待ちしております。

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posted by 弘松勘八(ひろまつかんぱち) at 23:16| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする